写真右:UNWTOタレブ・リファイ事務局長からの挨拶の様子
写真左:日本政府観光局(JNTO)松山良一理事長が「日本のスポーツ観光」について講演
2016年9月23~25日、ベトナム・ダナン市において「UNWTO観光とスポーツに関する国際会議」が開催されました。会議には世界各国からのUNWTO加盟国、民間部門、教育機関及びベトナム政府の代表、約200名が参加しました。
現在においてスポーツ・ツーリズムは、人々と文化を繋ぐ力強い産業として認識されています。本会議においては、スポーツ・ツーリズムの市場及び活況、更なる発展のための包括的な戦略が議論され、各国のベストプラクティスが紹介されました。
主な内容は以下のとおりです。
- スポーツ・ツーリズムは、8,000億ドルの経済効果に値すると予測されている。
- スポーツ・ツーリズム開催にあたっては、観光関連組織とスポーツ団体との密接な連携が必要であり、地元の関係者はその成功や経済的な影響を図るスキームを構築する必要がある。
- 旅行商品の観光関連組織及び施設がお互いに密に協力し合いながら、開催地の特性をいかした旅行商品を創造することが重要である。
- スポーツツーリズムを市場化させる前には、プラス面とマイナス面(雇用、環境、地元の文化、インフラ)の両方を総合的に考慮する必要がある。
※スポーツ・ツーリズムは、スポーツ活動に参加又は観戦、競技場で行うスポーツを体験するために旅行することを意味しています。具体的には、オリンピックやサッカーワールドカップ等の世界から人々が集うメガイベントから一般参加型のマラソンやウォーキング大会、スキーや登山などを目的とした個人で楽しむスポーツを含みます。
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