持続可能な観光

山梨県北杜市:地域資源を活用したサステナブルな未来創造の取組

投稿日:2023/7/28 / 最終更新日:2023/7/28
団体種別 DMO

事例概要

よりよい住環境及び観光地域に進化するために、将来的な担い手不足解消を見据え、住民と来訪者の協働による「共創型」コンテンツを通じた地域づくりに取り組みます。
具体的には、“自然とのファーストコンタクトの場”を適切に創出するサステナブルな観光コンテンツをモデル的に造成することで、「共創型」コンテンツのノウハウを蓄積します。
これにより、関係人口の更なる増加と、将来的には地域経済の流通が促進され、住民自らが誇れる豊かな地域になることを目指します。
蓄積したノウハウを地域に横展開することで、令和5年度以降、コンテンツを提供するフィールドの拡大を図っています。
また、地域の思いや造成コンテンツの魅力を発信するために、エリアの情報発信体制を再検討し、専門家の伴走支援を受けながら、SNS運用方針と発信体制を整えました。

1)モデルコンテンツの造成
住民と来訪者の協働により、景観保全に携わるという共通コンセプトを持ちながら、「森」・ 「山」・ 「里山」・「畑」をフィールドとしたコンテンツをモデル造成しました。コンテンツ参加を通じて、地域への愛着が生まれ、八ヶ岳の接点拡大につながるよう、コンテンツの内容などで工夫を行いました。

2)ノウハウの蓄積と横展開に向けた仕掛け
コンテンツ造成のノウハウは、動画やガイドラインやガイド用テキストなどで「見える化」し、地域事業者向けの勉強会を行うことにより、令和5年度以降のフィールド拡大につなげます。また、コンテンツ間の連携を育むために、第三者であるコーチが参加する事業者運営会議を運営し、地域内のコラボレーション創出を議論しました。

3)継続的な情報発信体制の構築
八ヶ岳ファン獲得と再来訪を促す仕組みづくりとして、SNSの運用体制を整えました。まず、何のためにSNSを運用するのかを議論し、運用方針を策定した後、専門家の伴走支援を受け、投稿を行いながら、令和5年度以降も継続する情報発信体制を構築しました。また、メディア各社に対してニュースレターを配信し、八ヶ岳の取組を発信しました。