持続可能な観光

熊本県阿蘇市:千年の草原の創造的活用による阿蘇の持続可能な景観保全と観光振興

投稿日:2022/12/19 / 最終更新日:2024/3/21
団体種別 自治体

事例概要

 阿蘇はその広大な草原景観が多くの観光客を魅了していますが、草原の大部分は国立公園内であっても「入会地」となっており、一般に立ち入ることが出来ません。草原の生態系への影響を抑えつつ、観光資源として活用するため、地元のガイドの案内を条件に、特別な許可を得て、環境に低負荷な草原でのアクティビティを企画。ガイドツアーで適正な対価を旅行者から徴収することにより、新たな雇用を生み出すとともに、参加費の一部を地元の牧野組合に還元する仕組みを構築しました。この還元された費用は、牧野組合の手により草原の維持再生に活用されるなど、観光振興と景観保全の両立を図ることの出来る優れた実績を上げています。