持続可能な観光

ブエノスアイレス・アルゼンチン :ビッグデータを活用したダッシュボードで取組の成果を最大限に発信(S)

投稿日:2022/6/29 / 最終更新日:2023/5/31
団体種別 自治体

事例概要

ブエノスアイレスは、南米大陸に位置するアルゼンチンの首都であり、最大の都市である。1580 年にスペインの探検家によって設立された港町であり、誕生以来、スペイン、イタリア、レバノン、シリア、ポーランド、ロシアなど様々な文化圏が交わる環境が生まれた。今や、約
300 万人が住む大都市圏となっており、2018 年の水準では 1,000 万人の観光客が訪れている。主な観光資源としては、多文化共生の環境をはじめ、公園や広場、ガストロノミー、美術館などの文化観光に富んでいる。観光を活用した持続可能な地域経営に取り組むに当たり、ビッグデータを活用した「観光分析システム」を開発した。旅行者の満足度のみならず、旅行者と 交流する地域住民側の満足度等も把握できるように設計されている。この観光分析システムを活用して、 「観光客の都心部への集中」という課題に対して、潜在的な観光エリアを特定して開発。 旅行者や経済便益の分散、地域の観光産業の改善、創出などで大きな成果を上げている。