持続可能な観光

京都府与謝郡与謝野町:地場産業による体験型観光コンテンツの造成

投稿日:2024/2/9 / 最終更新日:2024/2/13
団体種別 自治体

事例概要

近隣市町への交通環境が良好で豊かな自然環境に溢れる与謝野町には、小さな町ながら1642もの事業所があり(R元年時点)、各分野で活躍する企業が地域経済や社会を支えています。特に織物業、農業については、与謝野町の歴史文化や農村景観を育んできた産業として町内外に認知されています。

※平成27年国勢調査及び平成28年経済センサス活動調査によると、人口1千人当たりの織物事業所数は与謝野町が全国1位。
※2015年RESAS及び農林業センサスによると、与謝野町の耕作放棄地率は低く6.82%(全国平均13.4%、京都府平均12.1%)。

与謝野町では、織物業や農業をはじめとした地場産業の体験型観光コンテンツの造成・誘客を通じ、訪れる方に地域文化のストーリーや農村のライフスタイルを楽しんでいただき、引いては移住定住の促進に繋がるよう、関係機関と連携し各種観光戦略の策定や事業者支援に取り組んでいます。

織物業については、国の重要伝統的建造物群保存地区「ちりめん街道」や旧尾藤家住宅(https://yosano-kankou.net/kankou/chirimen-k/)など、高級絹織物丹後ちりめん文化が育んだ地域文化のストーリーや街並が、令和5年に日本遺産の認定継続や国の重要文化財指定を受けるなど、地域住民が繋いできた保存意識とその歴史的価値を物語っています。現在「ちりめん街道」を核とする地域周遊・滞在型の体験コンテンツ(本格着物体験、織物工房巡り、ガイドウォークの付加価値化等)や観光戦略、移住定住施策について、地元団体や事業者、観光協会、町等が連携し作成に取り組んでいます。

農業については、自然循環型農業を推進することで「京のまめっこ肥料」や特A米を生み出し、近年ではビールの香りの原料となるホップ栽培について、フリーランスでは全国で初めて全国のクラフトブルワリーへ販売できる産地となりました。ホップの収穫や地元ホップを使用したクラフトビールの試飲、農泊やサイクリングツーリズムの推進など、与謝野町の農村ライフサイクルを五感で体感できるコンテンツの造成に取り組んでいます。

地場産業の魅力を体験・体感できる与謝野を目指し、どこか懐かしい「おかえり」を感じる地域づくりに今後も取り組んでいきます。