日 時:2020年1月7日
場 所:恵那市文化センター
テーマ:「国際水準の観光地としてのブランドの確立をめざして」
参加人数:206名
参加対象者:観光、農林業等に関する行政関係(国、県、地方自治体)、業界団体(商工会議所、農協、林業組合、観光協会 等)、中津川・恵那観光推進協議会構成団体(地域金融機関、NEXCO中日本、JTB等)、関連する民間事業者(観光関連産業、農林業、商業、環境)、一般市民
2020年1月中津川・恵那観光推進協議会の主催により、中津川・恵那観光フォーラムが開催され、当事務所は基調講演を行いました。
同フォーラムは、2027 年のリニア中央新幹線駅の開業、インバウンド客の増加、観光の基幹産業化の流れの中、中津川市・恵那市の広域連携による観光プロジェクト「チャレンジ!中津川☆恵那プロジェクト」がスタートしてから、3年の節目を迎える今年度を契機として、差し迫る様々な課題や機会について、中津川・恵那地域の現状と展望、プロジェクトが果たした役割、十分に果たせていない事項について整理し、今後の課題や取り組むべきことについて報告する機会とすることを目的として開催されました。
国内観光を推進する立場(観光庁)、国際的に観光を推進する立場(国連世界観光機関)及び外国人観光客を同地域に集客する立場(ランドオペレーター)から、それぞれの立場から統計データや世界の大きな潮流、中津川・恵那地域の可能性と課題について言及をした上で、実行委員長から、プロジェクトの実施を踏まえた今後のビジョンについて提言が行われ、プロジェクトの母体である「中津川・恵那広域観光推進協議会」がそれを踏まえた方向性ついて最後に言及されました。
当事務所からの講演では、「地域のブランド力と観光振興~中津川・恵那の可能性~」と題して、UNWTOの紹介をした上で、UNWTOが目指す持続可能な観光やその取組(INSTO-The UNWTO International Network of Sustainable Tourism Observatories-等) について案内し、地域ブランド力の維持・発展のために、地域ブランド力とは何か、地域ブランド力を生み出すためにはどのようなことが必要かなどについて考察し、それらを踏まえて中津川・恵那地域の可能性について世界遺産やウォーキング・ツーリズムの例を上げながら言及しました。
参加者からは、当事務所の活動やINSTOについての質問がありました。