ホームTopSliderAPTEC第4回世界ガストロノミーツーリズム スタートアップ・コンペティション(受付を終了しました)

第4回世界ガストロノミーツーリズム スタートアップ・コンペティション(受付を終了しました)

※以下は世界ガストロノミーツーリズム スタートアップ・コンペティションの公式ウェブサイトの参考和訳になります。

                     コンペティション

イノベーションによるガストロノミーツーリズムの変革

前回の成功を受けて、UN Tourism(国連世界観光機関)はバスク・クリナリー・センターと共同で、第4回世界ガストロノミーツーリズム スタートアップ・コンペティションを開催します。私たちの使命は、近い将来、ガストロノミーツーリズム分野を変革できるような課題、プロジェクトを見つけ出し、イノベーションを引き起こすことです。

背景:

観光は国連の持続可能な開発目標(SDGs)の達成を促進するという目標の下、包摂的で持続可能な経済成長を牽引し、社会福祉の促進に強い影響を及ぼす分野横断的なセクターです。

過去10年間で3.3%の成長を遂げた観光セクターは、世界においておよそ10人に1人の雇用を創出し、世界GDPの10%を占めています。ガストロノミー分野と重なるフードツーリズムやクリナリーツーリズムは、体験型の旅行として提供され、その本質として、地域や国レベルでの風土、遺産、地域の文化や特産品、真正性、伝統、調理技術に関連した倫理的かつ持続可能な価値を有しています。

旅行におけるガストロノミーの影響は紛れもなく大きく、食に関するツーリズムへの需要も高まっていることから、この分野は最も発展の可能性がある分野の一つとして、各国政府も関心を高めています。食に関するツーリズムは、観光の中でも最も活力があり創造的な分野のひとつとなり、同時に、地域レベルでの持続可能な開発の促進に大きな影響を与えるとともに、観光を多様化する要素として自然に位置づけられるようになりました。

ガストロノミーツーリズムは、起業家精神を刺激し、新しい企業や組織を生み出すことで、他の産業に横断的な影響を与え、次のような価値を育みます。

  • 経済成長とガストロノミーの文化・遺産のバランスの維持に基づく持続可能性
  • 生産から体験まで、観光バリューチェーン(価値連鎖)全体における取組の質の高さ
  • シェフからメディアまで、ガストロノミーツーリズム分野におけるすべての関係者の参加による、ガストロノミー体験に関する確実なコミュニケーションと一貫したストーリー性
  • ガストロノミー分野と観光セクターのバリューチェーン全体を通じた、すべての利害関係者間の協力
  • 文化遺産、地域の農産物、文化的価値を強調することによる真正性
  • ガストロノミーツーリズムは、それ自体が創造性、革新性、持続可能な成長への刺激となり、従来にはない広いビジョンを持つスタートアップ企業が、SDGsに貢献できるよう、様々なセクターにポジティブで横断的な影響を与え、新しい未来のシナリオを提案することができる。

コンペティション:

新しい技術
ガストロノミーツーリズム分野に関連する解決策や新たなサービスを提供する、技術的要素の高い新規事業を開発・推進しているスタートアップ企業。

地域への影響
ガストロノミーツーリズム分野に関連する、変革や社会改善の要素が高いプロジェクトを開発・推進するスタートアップ企業

持続可能性と廃棄物
循環型プロセスによる予防、再流通、有価化を含め、観光客が生み出す影響に関連し、持続可能性や食品廃棄物管理の要素が高いプロジェクトを開発・推進するスタートアップ企業

特典

  • UN Tourism及び連携組織からの助言
  •  各新規事業に応じたサポート
  •  投資の機会
  •  UN Tourismイノベーションネットワークへの加入
  • ツーリズム・オンライン・アカデミーへの奨学金の機会
  •  LABe-デジタル・ガストロノミー・ラボ施設(注1)の6か月間使用可能

初のロードショー形式のフードテック・スタートアップ・コンペティションであるCulinary Action(注2)のファイナリスト企業として参加-

  •  ガストロノミー分野で初のデジタルコミュニティであるGOeデジタルコミュニティのアドバンスプラン(注3)の利用(6か月間)

(注1)[u1] スペイン・バスク地方サン・セバスチャンにある、バスク・クリナリー・センター(BCC)が運営するレストラン付きのラボ施設。調理器具やプレゼン設備の整ったキッチンと会議室がある。
参考:About | LABe – Digital Gastronomy Lab (labe-dgl.com) 

(注2)BCCが主催するスタートアップコンペであり、マドリード、ビアリッツ、コペンハーゲン、テルアビブで各地域のパートナーと共に開催されている。最優秀者には賞金が与えられる。
参考:On the Road – Basque Culinary (culinaryaction.com)

(注3)「クリナリーアクション!オン・ザ・ロード」の優秀者に対して、コンペの優秀者は、GOeデジタルコミュニティというBCCが提供するガストロノミーに関する専門家が集結するネットワークに参加することができる。
参考:About | LABe – Digital Gastronomy Lab (labe-dgl.com) 

詳しくは、こちらの規約をご覧ください。

スケジュール:

2023年10月6日:開始
2024年9月6日:申込締切り
2024年秋:ウェブサイト上でファイナリスト発表
2024年冬:優秀者の発表及びピッチセッション

基準:

ガストロノミーツーリズムの分野の範囲内であること。

イノベーション:ガストロノミーツーリズム分野における斬新さ ・革新性の度合い(世界レベル)、技術的要素は必須ではない。

スタートアップの社会的影響:様々な分野で、若年層や社会的弱者の雇用促進、地域の過疎化、高齢化、男女の平等など、満たされていない社会ニーズを満たすことに焦点を当て、その効果を示す具体的な指標を持つこと。

牽引力:地域の環境を変える能力、社会に変化をもたらす能力、受益者グループの社会的状況を改善し、又は社会における認知の促進する能力

試行済みで最良の内容であること:商品やサービスが過去に試行済で、測定されているか、測定可能な結果が得られていること。

事業の潜在的影響力:短期・中期的な事業の拡張性・収益性の可能性や競争優位性の発展が見込めること。

スタートアップとの協力による価値獲得のしやすさ:現存の資源・インフラの使用、商品の拡張性を最適化しながら、短中期で商品・サービスの共同開発を機動的に実施していること。

専任チーム:活動領域に関する明確な知識を有するチーム。プロジェクトの実施に関して公的又は民間組織による推薦があることを積極的に評価する。

SDGsへの準拠:優先順位の高いSDGsに関連した具体的な社会的影響を測定し、具体化していること。 応募URLはこちら


 [u1]注1~3は日本語のみ。

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