日 時:2022年1月13日(木)13:00-16:00
場 所:奈良県コンベンションセンター コンベンショホールA ※オンライン併用
テーマ:「食×楽×旅」が創造する持続可能な地域の観光モデル実現に向けて
参加者:会場約300人、オンライン約280人
(国関係者、自治体、DMO、観光関連事業者、大学、メディア等)
2022年の第7回UNWTOガストロノミーツーリズム世界フォーラムの奈良県開催への機運醸成を目的に、奈良県と共催で「ガストロノミーツーリズム国際シンポジウム2022」を開催しました。
シンポジウムの中では、
- 第7回UNWTOガストロノミーツーリズム世界フォーラムの奈良県開催を通して、観光とガストロノミーを掛け合わせた新しい手段を学ぶことができることを期待している
- 食材本来が持つ価値を生かす調理法や製造法の違い、そして食を取り巻く考え方や習慣などの面において、日本はまさにガストロノミーツーリズムの根付いたユニークな旅先になっている
- 訪日外国人に単にレストランで和食を楽しんでいただくだけではなく、産地の訪問や食に関するフェスティバルに参加する等、広い形で日本の食文化を楽しんでいただくということは非常に重要
- 地方はいわゆる観光地ではない地域の方が多い中、テロワール※を意識し、地域を誇れるような農であり観光を目指してやっていく必要がある
※テロワール:ワイン、コーヒー、茶などの品種における、生育地の地理、地勢、気候による特徴
- 品質と価値を求め、ストーリーがある日本の旅を探求する「人文旅行者」として、日本文化を楽しみ、そして日本人そのものが観光資源だと思ってほしい
- 観光の観点だけでは、どうしても食や観光の関係者だけになってしまうが、そこに歴史や農業など、いろんな専門の方に入っていただくことによって、より深く地域が見えてくる
- 奈良あるいは日本でのガストロノミーツーリズムについて、訪問者に事前に勉強してきてもらうことで、よりエンゲージメントを深めることができる
などの発言があり、来場者それぞれが自分ごととしてガストロノミーツーリズムを考える契機となりました。
~プログラム~
〇主催者挨拶
奈良県 荒井 正吾 知事
(一財)アジア太平洋観光交流センター会長 尾崎 裕
〇来賓挨拶
観光庁国際観光部部長 金子 知裕 氏
農林水産省大臣官房審議官 安楽岡 武 氏
〇第6回UNWTOガストロノミーツーリズム世界フォーラム(ベルギー、ブルージュ)視察報告
奈良県観光局MICE推進室 武中 一美 氏
〇基調講演 (ビデオ講演)
「ガストロノミーツーリズムの観光地としての奈良の事例」
UNWTO本部職員 オリアンヌ・デリアー 氏
〇セッション①
「ガストロノミーツーリズムの日本にとっての重要性」
第8代ユネスコ事務局長 SGS顧問会議議長 松浦 晃一郎 氏
〇セッション②
「食・農・観光とつながる栃木フレンチ」
オトワレストラン オーナーシェフ 音羽 和紀 氏
〇セッション③
「日本文化を食す」
関西国際大学経営学部教授 李 容淑 氏
〇事例発表①
「世界に誇る新潟ガストロノミーの実現に向けて ~新潟県の挑戦~」
新潟県観光立県推進行動計画検討委員会座長 岩佐 十良 氏
〇事例紹介②
「明日香村におけるガストロノミーツーリズム」
奈良県明日香村村長 森川 裕一 氏
〇パネルディスカッション
「食×楽×旅」が創造する持続可能な地域の観光モデルの実現に向けて
モデレーター:国連世界観光機関(UNWTO)駐日事務所代表 本保 芳明
〇主催者閉会挨拶
国連世界観光機関(UNWTO)駐日事務所代表 本保 芳明