日 時: 2019年11月18日~20日
場 所:カンボジア シェムリアップ
UNWTOは指標を活用した持続可能なデスティネーションの管理・運営を目指し、2004年よりInternational Network of Sustainable Tourism Observatories (INSTO)を推進しており、現在世界で28か国が参画しています。INSTOとは長期間にわたりデスティネーションをオブザーバトリーとして定期的にモニタリング・評価を行うことで、エビデンスに基づいた政策決定による持続可能な観光開発を目的としています。今回の「第1回INSTO アジア ワークショップ」はUNWTO、カンボジア王国観光省、中国の中山大学にあるMonitoring Center for UNWTO Sustainable Tourism Observatory(MCSTO)共催で開催されました。ワークショップではINSTOに参加しているインドネシアや中国からのINSTOに関する蓄積された経験・教訓の共有があり、パネルディスカッションではINSTO導入を検討している国や団体からの質疑応答や意見交換が行われました。会議には10か国 27名が参加しました(オブザーバー 1日目114名 2日目75名)。
パネルディスカッションにおいて、モニタリングの結果を踏まえ、政策に反映していくためには、住民を含めたステークホルダーと議論しながら解決策を見出していくことが重要であることや、近年において持続可能な観光は競争優位性を高める重要な要素であること等が強調されました。
日本ではINSTOに参画している地域はまだないことから、当事務所は日本への導入及びアジア太平洋地域におけるINSTOの取組を支援しいます。
カンボジアINSTOワークショップの公式ウェブサイト (言語:英語)
2019年Global INSTO Meeting(言語:英語)